知っておきたい公的制度

NICU・GCUの入院費用はいくらかかる?入院9日間の請求額。


こんにちは、ゆう(@mei_workingmama)です。

赤ちゃんが産まれる際、低出生体重児や先天性の病気、何らかの疾患がある場合、新生児集中治療室(NICU)で治療を受けることがあります。

NICUでは24時間体制で医師・看護師が呼吸や循環機能の管理を行ってくださいます。
高度な医療の提供、また看護師1人に対して患者が3人まで等の条件も定められており、かなり手厚い体制で治療を受けることができます。

私の娘は出生時、新生児一過性多呼吸にかかりNICU・GCUに9日間入院をしました。

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緊急入院だったため、まさか自分の子供がNICUに入ることになるとは思ってもおらず、退院時いくら請求されるのだろうとかなりドキドキしました。

退院時は医療証も保険証もできていませんでしたが、NICU併設の病院はこういった対応にも慣れているのか、退院時の支払いはオムツ代等の雑費のみで、医療証と保険証ができ次第残金の精算をしました。

今後NICUやGCUに入院されて、費用についてご心配されている方の参考になればと私の経験を記録いたします。

入院の詳細

病院:大学病院のNICUGCU
病名:新生児一過性多呼吸
入院日数:産まれた日から9日間
処置:新生児仮死蘇生術・救命のための気管内挿管・人工呼吸・点滴・レントゲン撮影等

娘の出産は帝王切開で行いました。
帝王切開の手術中、私自身が出血多量で途中意識が遠のく状況で、出産後の体調は極めて悪かったです。

そのため娘が腹部から取り出された後も、カンガルーケア等は一切できず、手術時間も予定より長くかかりました。

娘は先に手術室をでて産婦人科病棟に戻りましたが、すぐに呼吸状態が悪化してNICUに運ばれたようです。私はまだ手術中だったので娘が大変な状態になっていることは一切知りませんでした。

私自身の手術が終わって部屋に戻ったあと、緊急の処置を終えた新生児科の先生が病室にきて娘の病状の簡単な説明をしてくだいましたが、詳しい話は病室の外で…と夫を連れて行ってしまいました。

戻ってきた夫から話は聞きましたが、私の体調も悪かったし、夫からの説明ではどんな治療をしてもらったかはわかりませんでした。
そのため後日診療報酬明細書をみて、はじめて知る内容も多かったです。

特に「新生児仮死蘇生術」と記載があったのを見て、娘がとても危険な状態だったと改めて知り、助けていただいた先生方にとても感謝しています。

入院費総額

では本題の入院費総額についてです。

入院費:710,520円
雑費:4,550円
合計:715,070

はい、なかなかの金額です。
9日間でこの金額なのであれば、長期入院されている方の治療費はすごい金額になりそうですよね。

入院費の内訳

入院費用の大まかな内訳についてです。

保険給付分

・初診・再診料…3,570円
・入院料金…302,150円
・医学管理費…1,000円
・注射料…1,200円
・手術料…33,600円
・包括評価診療費…342,600円

合計:684,120

入院料

(内訳)
・患者サポート体制充実加算
・入院基本料(乳幼児加算)
・病棟薬剤業務実施加算
・入退院支援加算

医学管理料

(内訳)
・生命維持管理装置使用料

手術料

(内訳)
・新生児仮死蘇生術(仮死第1度)

包括評価診療費

(内訳)
・処置:鼻腔栄養、喀痰吸引、インキュベーター、救命のための気管内挿管、栄養カテーテル、人工呼吸、酸素
・検査:細菌顕微鏡検査、血液検査、経皮的動脈血酸素飽和度測定、週末呼気炭酸ガス濃度測定
・画像診断:胸腹部X-P

保険給付外

・分娩料等…14,880円

(内訳)
・新規マススクリーニング検査:6,000円
・ガスリー検査:2,880円
・耳音響放射検査:6,000円

その他雑費等

・食事療養費…11,520円
・オムツ代・洗濯代等雑費…4,550円

実際に自己負担した金額

ここまで記載した金額は実際に自己負担をした金額ではありません。

日本に住んでいて本当に良かったと思うのは、しっかりと健康保険等に入っていれば、高額な治療費がかかったとしても自己負担が軽くなる制度がしっかり整っているからです。

総額の治療から、健康保険と乳幼児の医療費助成制度が適用されます。

住んでいる地域によって乳幼児の医療費については自己負担額が異なると思いますが、私の住んでいる地域では健康保険で補償されない3割分の医療費は全額助成対象となります。

今回のかかった治療費で実際に自己負担した金額
・分娩料等…14,880円
・食事療養費…8,280円(3,240円は保険負担額)
・オムツ代等雑費…4,550円

合計27,710

分娩料等は新生児の検査費用で、NICU・GCUに入院していなかったとしてもかかった費用です。
そのため実際に入院することで負担した費用は約13,000円程度。しかもオムツやミルク、洗濯代などの実費のみです。

娘の生命を助け、24時間体制で手厚く治療いただいて、病院には感謝しかありません。
それなのに自己負担額が3万円弱とは逆に申し訳なくなるくらいです。

最後に

自分には縁がないと思っていたNICU・GCU。
本当に素晴らしい医療スタッフさんばかりで、たくさんの医療機器を用い治療していただきました。

娘の治療が一段落して退院となったときに、費用ってどうなるのだろうとびくびくしていましたが、日本の社会保障制度は本当に素晴らしいです。

正直社会人になってすぐの頃は、税金や健康保険料等、給料から差し引かれるものが多いのに全然恩恵を受けられないと思っていました。
ですが妊娠・出産して子育てをする中で、社会保障制度にものすごく助けられていると感じています。

もし今NICUやGCUに入院中の赤ちゃんがいるママやパパがこちらの記事を読んでくださっているのであれば、赤ちゃんの容態や今後のことについてたくさんの不安を抱えている中で、費用関係については健康保険等にしっかり加入していれば、ある程度安心して大丈夫とお伝えしたいです。

不安な気持ちが少しでもこの記事を読んで楽になっていただければ嬉しいです。

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